ITエンジニアが仕事を辞めたいと感じる理由には、様々な事例があります。
多く見られるのは、休みがなかなか取れずに仕事に追われるという理由です。
特に納期が近づくと職場が張り詰めた雰囲気になり、居心地の悪さを感じるエンジニアも多いようです。
その背景にあるのは、クライアントからの相次ぐ修正依頼に対応するため、開発作業のやり直しを求められるケースが多いということです。
これは、最初の仕様書がクライアントの意向を十分に組み入れたものではないことが理由となります。最初のヒアリングの際、クライアントの要望を的確に引き出すことができるシステムエンジニアが少ないということも背景にあります。
他に仕事を辞めたいと感じる理由で多いのは、同じ職場でも稼ぐエンジニアとそうではない人との差が大きいことです。
仕事に取り組む姿勢の違いが収入の差につながっているわけですが、単に与えられた仕事を忠実に実行するだけの人はなかなか稼ぐことができません。一方で常にスキル向上を目指している人は、新たな業務を与えられることで仕事の幅が広がり、収入も増えています。
周りとコミュニケーションが上手く取れず、職場に居づらいと感じる人も多くみられます。
エンジニアは技術だけ向上すれば良いのではなく、クライアントとのコミュニケーションを上手く取ることで的確な要望を引き出すといったスキルも求められることを理解する必要があります。